Questions 1どんな学生時代でしたか?当時からこの業界に興味があったのでしょうか?
高校まではサッカーをしながら「文武両道」、大学時代では「自らの狭い見識を広げる」をテーマにし、様々なことにチャレンジしました。
特に大学時代では、異なる地方や海外から多様な人々が集まっており、このような環境下で、色々な考え方や人生観、物の見方、様々な人がいて自分の価値観が正解とは限らないということを学びました。
また、大学時代にライブドアや村上ファンドが毎日のようにニュースになっており、当時は何となくM&Aって面白そうだな、格好いいなと感じていたのを覚えています。
正直、メディアでは良いニュアンスでの報道は少なかったと記憶していますが、なぜだろう、日本経済にとっては良いことなのでは?どの視点で見た上での意見なのかということを当時はよく考えていました。
そんな中で、本格的にM&Aに関心を持ったのは新卒で入社した証券会社時代です。
Questions 2新卒時代はいかがでしたか?実際に働いてみて、業界や仕事内容にギャップはありましたか?
新卒では、証券会社に入社しました。
正直なところ、就職活動は周囲と比較するとそれほど真剣にやっていなかったのですが、当時では珍しく1つの会社で勤め上げるという価値観を私が持っていなかったこと、そう考えたとき、今後何をするにも営業力は必要だということ、初任給が一番高かった(笑)ということで、証券会社に入社することを決めました。
証券会社時代は、新規開拓をとにかく課され、毎日同期と数百件の電話をし、訪問から口座開設、資金導入、投資商品の販売を行っていました。
そういう意味では営業とは何か、初めて会う経営者の方やお客様に信頼していただくにはどうしたら良いかを新卒時代に学ぶことができました。
ただ、次の後継者をどうするのか、会社を成長させたいが打つ手がなく業界と同時にビジネスもシュリンクしてきているという経営者の方々の声を聞く中で、単に投資商品の販売のみならず、経営者の本質的な悩みを解決する仕事をしたいという思いが芽生えました。
そんな中でM&Aが有効であるということを知りました。
前述のM&Aとは異なるものの、このような中小・中堅企業の世界においてもM&Aというソリューションがあるんだなと目の前が明るくなったのを今でも覚えています。
当時は、社内異動も模索したのですが、すぐに希望が叶うわけもなく(当然ですね)、M&Aが直ぐにでもやりたい、今の環境で叶わないのであればM&Aを専業にしている会社に転職しようということで、前職の日本M&Aセンターという中小・中堅企業向けにM&Aビジネスを行っている会社に転職しました。
入社当時は社員80名くらいでしたが、圧倒的なリーダーシップのある会長、社長と後継者問題の加速という時代の流れもあり、業界では圧倒的なNo.1としての地位を確立する中で、私もM&Aという仕事の社会的なやりがい、奥の深さ、世の中の会社やビジネスを知ることのできる喜びにどっぷりとのめり込みました。
初めの数年は、如何に自分が世の中を知らなかったのか、ビジネスパーソンとしてのレベルの低さを痛感する日々でした。
結局、前職には約14年在籍しましたが、あっという間に月日が立ち、気づいたら年月が経っていたという感覚です。
日々がむしゃらに業務に打ち込んでいました。
お客様に対するM&Aを通じたご支援は勿論のこと、マネジメント、人材採用、教育、戦略推進、組織論等、様々なことを経験、勉強させていただいたという点で過去にご支援させていただいたお客様、前職に対しては本当に感謝しています。
Questions 3何故、株式会社NEWOLD CAPITALを起業したのですか。
キャリアの大半をM&A業界にて過ごしている中で、M&A業界の歴史の変遷を見てきました。
私がこの世界に飛び込んだ2000年代中盤は、M&Aといっても多くの経営者がその正しい意味すら知らない時代でしたが、今では誰もがM&Aを知っている時代となりました。
日本においては、M&Aと聞くとネガティブなイメージを持つ時代から、現在では、M&Aと聞くと、新たな経営資源を得ることができ会社が成長できる、自社の事業承継問題が解決できる、創業者利潤を得ることができる、などのポジティブなイメージへと時代が変革が進んでいると感じています。
そのような状況のもと、現在では、M&Aをご支援する機関は国内に3,000社ほど存在すると言われており、そのほとんどが数名ないしはM&Aの支援経験が乏しい会社であると認識しています。
M&Aの市場は日本国内における数少ない成長市場であることから、これをビジネスチャンスとして捉えられた新規参入者が後を絶たず、結果として、現在M&A業界には多くの課題が散見されています。
私は、約15年間のM&A業界での経験を通じて、M&Aをご支援すればするほど、M&Aは経営戦略や成長戦略の手段の一つに過ぎないと感じています。
また、あくまで手段の一つではあるものの、もたらされるリスクと効果を加味すれば、最大の経営戦略であり、究極の意思決定であるとも考えています。
つまり、M&Aを実行する前には多くの検討すべき事項があり、M&Aを意思決定する前の段階から、本質的な成長を支援し、その結果として、M&Aをご支援する会社が存在するべきであると常々考えていました。
長くなりましたが、M&A業界をより良い業界へと進化させることが出来るという自信があったこと、M&Aを一つの手段と捉え、本質的に成長を実現する会社を作りたいと思っていたことが、起業に至った経緯です。
Questions 4業界経験は長いかと思いますが、起業から現在に至るまでに大変だったことは何ですか?
起業すると決めて準備する中、立ち上げから現在に至るまでに生まれてきた感情は、改めて感じた中小・中堅企業の経営者の方に対する強い尊敬の念です。
経営とは、日々意思決定の連続で、これを数年、数十年やってこられている経営者の方のメンタリティや覚悟、責任は想像を絶するものであるということです。
当社は、顧客をはじめとした周囲の方々のお陰で、事業拡大のフェーズに入ります。
今後、更なる困難があると想像していますが、顧客の成長支援をより責任をもち、本質的な想いを忘れずに事業を行っていきたいと考えています。
Questions 5会社名でもあり、ミッションにもありますが、どんな想いから「NEWOLD」という言葉が生まれたのですか?
NEWOLDは造語です。
非常にシンプルな言葉なのですが、全ての人、全ての企業には当然に、過去や歴史(OLD)があって、理想とする未来(NEW)がある。
我々はそういった人や企業のNEWとOLDをしっかり踏まえた上で、最適な成長支援のソリューションを提供できる存在でありたいという思いで生まれた言葉です。
また、CAPITALには、資本・資金といった意味がありますが、顧客からいただいたお金を社会に再配分することを考えています。
自社の利益、自らの報酬以外に、今までお世話になった教育機関やスポーツ組織、家庭の事情で進学や学ぶことができない子どもたち等に寄附をしたり、社会的な投資を行ったりするという意思も反映されています。
Questions 6NEWOLDが思い描くM&A(世界)とは何ですか?
M&Aを経営戦略の選択肢の1つとしての地位を確立したいと考えています。
というのも、M&Aという言葉にネガティブなイメージを持たれる経営者の方々が減らないのは、お客様からまだまだM&Aありきの提案を行っていると捉えられているからだと考えています。
我々は顧客の成長戦略実現ファームであって、M&Aありきで物事を考えません。結果的にM&Aが良いのであれば質の高いM&Aサービスをご提供させていただきますし、数年後に価値を上げてM&Aをされたいということであれば、ご意向に沿って成長支援をさせていただきます。
究極的には、我々のような存在がいなくともM&Aが当たり前のように起こり、上手くいく世の中を作りたいと考えています。
その為には、我々自身が質の高いM&Aを提供するのは勿論のこと、M&Aを自社で完結できるような人材を教育することも我々がやりたいことの1つです。
また、日本のみならず、グローバルな視点での事業展開も視野に入れています。
我々は目先のM&Aに囚われることなく、中長期で物事を考えることをお約束します。
将来的には、社内の幹部人材の不足、営業力不足、技術力不足、コスト削減、自社(商品)のリブランディング、など、これらの経営にまつわる様々な課題に対して解を提供できる存在となり何か困ったらNEWOLDに聞いてみようという存在になりたいと考えています。
Questions 7どんな人(仲間)と一緒に働きたい(事業を拓いていきたい)と考えていますか?
我々の世界観や価値観に共感いただける方とまずはお会いしたいです。
我々は、『「企業・人・地域」の成長を実現し次世代の幸せを増やす』という明確な志、「Five Way」という5つの明確な信念を有しています。
そして、自社の利益、自らの報酬は勿論大切ですが、それだけでなく我々が如何に直接的に社会に貢献できているかを最重視する会社にしていきたいと考えています。
人それぞれの価値観は異なりますし、持っている特性や能力は異なりますが、それらを尊重し、お互いの信頼関係を重視し、業界未経験であっても仲間になっていただいた暁には本気で育成させていただきます。これは我々の覚悟です。
だからこそ、我々の世界観や価値観に共感いただけることが最も重要だと考えています。
その上で、共に事業拡大フェーズの会社を一緒に成長させていくんだという強い気概のある方、顧客の成長支援に本気で向き合える方、M&Aビジネスをとにかくやってみたい方、自らの成長を本気で実現したいと考えている熱い方、自分の意見をしっかりと持ち発信できる方、学歴は問いませんのでそんな方と是非一緒に働きたいと考えています。
M&Aビジネスや顧客の成長支援は言うのは簡単ですが、顧客から本当に付加価値があると思っていただけるには時間がかかります。
辛抱強く、日々試行錯誤しながらもやり続けられる、努力できる方、社内外でコミュニケーションをしっかり取れる方、自らの強みや弱みをしっかり認識できる方、自ら考えて周囲を巻き込みながら形にできる方、そういう方であれば大いに活躍できると考えています。
業績拡大フェーズの弊社と共に成長したいと思っていただける方、新卒、中途、経験者、未経験者問わず、是非一度お話しさせて下さい!